行きたいなあ、日本全国津々浦々

XSR700、セロー225WE、CX-3に乗ってます。2017年12月にV7 stoneを引退。整備とかツーリングとかドライブとか。

偏見は悪だが役に立つ


 はい、逃げ恥、一切見てないんですけど、なんとなくキャッチーそうだと思ってタイトルに付けてみました。



 年末年始と、バイク、車両方で色々出かけてきたんですけど、まあひどかった。
 運転技術が、運転マナーが、全くもってなってない。
 みんな、教習所でなに習ってきたんですかね。



 右折時、左折時に車体を寄せないなんていうのは当たり前。
 必要ないのに反対方向に頭を振って曲がる。
 交差点では真ん中まで出て行かないし、当然の事の様に赤信号で右折する。
 隘路にも関わらず、こっちがバイクだとわかると平気で道の真ん中を走る。
 ガードレールまで30センチ以上残して停車したって、対向車線は隣を抜けられませんよ。
 信号待ちの先頭車両が何故か停止線から車両3つ分は開けて止まる。
 矢印信号が点灯しているにも関わらず、停車するのは燃費に悪いとばかりにノロノロ運転。
 そりゃあ確かに直進は赤ですけど、右折信号、点いてるでしょ! こっちは曲がりたいんだよ!
 信号青になっても一向に発進しない。
 黄色でも平気で直進してくる。いつ曲がればいいんだよ。



 とまあ、ことほど左様にけしからん、まっことけしからん、と鼻息荒く運転していたわけですけれども、幸いなことに事故一つなく目的地にたどり着くことができました。
 というのも、僕は偏見を持って運転しているからです。
 かもしれない運転の発展版ですね。
 そこで今日は、僕がどのような偏見を持って運転しているのかをご紹介したいと思います。



路上の偏見 一般道編


 僕が一般道で危険視するものをランキングにしてみました。
 どれくらい危険かというのを表現するために、倍率という項目を設けました。
 路上で周囲に車両がいない状態で走行している時の事故率を仮に1.00とします。
 ランキングにある項目を発見したら、事故率に掛けてください。


順位 内容 倍率
1 女性ドライバー 3.88
2 プリウスプリウスα、Aqua 3.50
3 老人マーク 3.25
4 ミニバン 2.50
5 「わ」ナンバー 2.20
番外 子供が乗ってますマーク 1.80


 女性ドライバーで、ミニバンに乗ってて、子供が乗ってますマークをつけていた場合、
   事故率 = 1.00 x 3.88 x 2.50 x 1.80 = 17.46
 の様に計算します。



1位 女性ドライバー 危険倍率 3.88倍

 僕は、停車時にわりと積極的に、しかしさりげなく周囲の車両のドライバーを確認するようにしています。
 いち早く危険を察知するためです。
 両隣の運転席、自車のルームミラーで後続車、前の車のルームミラーで前車の運転席を確認します。

 運転者が女性である場合、もはや何も危険を察知するための確認は行っていないものとみなします。

 いや、偏見です。わかってるんです。
 現に、隣の家のおばさんは非常に運転が上手く、その旦那は話にならないくらいに運転が下手です。

 しかし、一般的に、女性ドライバーは何も危険を察知するための確認は行っていないものと考えていた方が無難です。
 特に、誰かを一緒に載せていたら、もうダメです。
 おしゃべりに夢中で何事にも気がついていないと思ってください。
 
 隣のレーンを並走するのは危険です。やめてください。
 女性ドライバーが後続の場合、レーンを移動するか、間に1台以上、他の車両を挟んでください。
 前方車両が女性ドライバーである場合も同様です。
 決して近づかないでください。

 空間認識などの脳の性差なのか、はたまた車や運転に興味がないからなのか、教習所でよほど教官に甘やかされているのか。
 何が原因かわかりませんが、とにかく運転が下手だと思っておいてください。
 自分がレーンのどこを走っているかなんて気にもしてませんし、どこに注意を向ければいいのかもわかっていません。
 なにか差し迫った危険がある時、運転操作を行うより先に、大声で叫んで同乗者をスタンさせることしかしません。
 決して近づかないでください。


2位 プリウスプリウスα、Aqua 危険倍率 3.50倍

 お馴染みのハッシュタグ「今日のプリウス」でご活躍の3兄弟です。
 基本的に、自分ルールでしか加速・減速しません。
 周囲の交通状況なぞ知ったことではありません。
 燃費計が全てです。
 矢印信号が青であっても、自分が直進の赤信号に向かっている場合、平気で道を塞ぎます。後続車両に容赦ないノロノロ運転を強制します。
 駐車場で周囲の迷惑を顧みない止め方をするのもこの車種の特徴です。
 よく売れている車種だからそういうのが目立つのだという意見もありますが、僕は、そういう運転技術・マインドの持ち主があんな車を選んでしまうのだと思っています。
 ただの路上の迷惑者、と侮るなかれ、車両後部を見てもらえばわかりますが、車内からの後方視認性は著しく悪です。
 周囲の車両をイラつかせることで無茶な追い越しなどが発生しやすくなり、結果、事故率が急激に高まります。
 発見した場合は即刻レーンを移動し、可能であれば、早めに抜き去りましょう。


3位 老人マーク 危険倍率 3.25倍

 これ、当たり前すぎて特に語ることないんですよね。
 本当はもう運転を止めるべきだと思うんですけど。
 温かい目で見守りつつ、そっと距離を取りましょう。
 昨今の逆走、突入、踏み間違え事故を反映して、危険倍率はかなり高めです。
 運転中もそうですが、歩行中も注意する様にした方が無難でしょう。


4位 ミニバン 危険倍率 2.50倍

 少子化のご時世、そんなにでかい車に乗せるほど家族おらんやろ、というツッコミがなぜか空をかすめる率が高いのがミニバンです。
 やはりDQNは下半身に忠実に生きているので、子供が多いんですかねー……。

 すいません、偏見が過ぎました。
 ミニバンですが、基本的に自分の車両の大きさがわかっていない運転をしているなーと思うことがほとんどです。
 平気で白線からはみ出しますし、内輪差そっちのけで歩道の縁石踏んで店に突入して行きます。
 小回り効かないので、峠ではただのお邪魔虫なんですけど、なぜかちょっとでも直線があると直線番長します。
 隘路でまともにすれ違いができるだけの腕を持っているドライバーは稀です。
 また、ここに分類するのは間違っている気がしますが、ハイエースには気をつけてください。
 基本的に「怖い」人が乗っていると思っておいた方が無難です。
 3位までと比べると危険倍率が低いのは、きちんと周囲に気を配って運転している人が多いのもまたこの車種の特徴だと思うからです。
 危険な運転(スピードを出すという意味ではない)をする人の危険性が異常に高いので、この位置にいます。
 危険性を考慮せずとも、その大きさから、一台挟んで後続に着くのが無難でしょう。
 隘路でのすれ違いは基本停車すると思っておいてください。


5位 「わ」ナンバー 危険倍率 2.20倍

 サンデードライバーの象徴とでも思っておきましょう。
 普段から運転していない人がメインだからでしょうか、恐ろしく運転が下手です。
 右折レーンが2車線以上あるような大きな道路では、決して隣に並びたくないですね。
 乗車人数が多くて大きいの借りた、みたいな場合もあるでしょうが、乗り慣れていないという点では同じです。
 行楽地に多く出没し、主に渋滞の原因となります。
 観光がメインであるため、常に何かを探してキョロキョロしていますが、決して近くを走行中のあなたには気が付いていないので、十二分に警戒してください。


番外 子供が乗ってますマーク 危険倍率 1.80倍

 だからなんやねん。
 そう思っている後続車がほとんどだということに、多分気がついていません。
 実際、意味があるのは事故・災害時に車内から救出される時くらいじゃないでしょうか。
 こちらの配慮をあてにする前に、まともな運転せえよ、と思われていることに気がついてください。


路上の偏見 高速道路編


 今度は高速道路での偏見について見てみましょう。


順位 内容 倍率
1 老人マーク 8.45
2 「わ」ナンバー 7.20
3 バス・トラック 6.85
4 女性ドライバー 5.25
5 プリウスプリウスα、Aqua 4.70
番外 こだわりナンバープレート 9.99


1位 老人マーク 危険倍率 8.45倍

 はい、堂々の1位です。
 料金所、PA・SA、合流、走行中の全てのシーンで警戒すべき要注意人物です。
 周囲の危険には全く気が付いていないと考えるべきです。
 って一般道の女性ドライバーでも書きましたが、それとどこが違うのかというと、昔の経験から気をつけるべきポイントについては知っているけれども、そこに対応するまでの時間が、つまり反応までの時間が若い時と同じ様に反応している様でいてその実全然反応できていないってところがミソです。
 たぶん事故っても自分はちゃんと対応したと言い張ると思います。
 だって、脳内イメージでは反応できてますから。
 ただ実際の、現実の動作がイメージに追いついていないだけなんです。
 広いレーンを右に左にフラフラしていたりとか、逆に異様に隣レーンよりを走っていたりするのが老人マークの特徴です。
 もう若くないんだから、気をつけてな。


2位 「わ」ナンバー 危険倍率 7.20倍

 続いて第2位、レンタカー。
 首都高で、カーナビつけてるのにあたふたしてるのがこの人たち。
 違うんです、強引に割り込んでいるんじゃないんです、ただここで進路変更しておかないと、目的に辿り着けないんです。
 あとはやっぱり単純に運転が下手ですね。
 トンネル前で不要なブレーキ、カーブで不要なブレーキ、上り坂で速度低下注意って書いてあるのにアクセル踏まない。
 ずっと追い越し車線を低速で走っている。
 そんな迷惑極まりない人たち。


3位 バス・トラック 危険倍率 6.85倍

 特に下手とか暴走しているとかじゃなく、何かあったら大体死ぬな、と感じるという話。
 ただですね、走行車線の89km/hを追い越すために、90km/hで追い越し車線を走るのは、できれば止めて頂きたい。
 あと、旅行ツアーの高速バスが意外に飛ばして走っているので、遅いと思い込んで追い越しかけるのは自重すべき。


4位 女性ドライバー 危険倍率 5.25倍

 これはもう単純に脳の性差だと思うのだけれども、とにかく彼我の速度差というものに鈍感。
 そのタイミングで出てきたら、下手したらオカマ掘られるよ、というタイミングでも出てきてしまうのは大抵女性。
 あっぶねー、なにしやがるんじゃこいつ、と走行レーンに戻ったタイミングでドライバーを確認すると、後ろギリギリにまでこっちが迫っていたことに気がついた様子は全くない(ちなみによそ見なので、どんなにムカついてもこういうことはしないように)。
 大体レンタカーの人と同じ様な挙動をするけれども、全体的にスピードは出していない。
 スピードを出すべきシーンで出していないというのが最大の問題点か。


5位 プリウスプリウスα、Aqua 危険倍率 4.70倍

 この人たちが高速道路で問題になるのは、140km/hくらいでエコをぶっ飛ばしながら走行している時ではなく、一般道と同じ様なエコ最優先の感覚で走行車線を走っている時。
 い、いくらなんでも遅過ぎない? ここ高速道路だよ? 最低時速ってあるんだからね?
 あと、こないだ、走行車線を走っていたプリウスが70km/hくらいの速度のまま、車がびゅんびゅん走る追越車線に出て、後続車にブレーキを踏ませまくった後、のったりと加速していくのを目撃しました。
 えっと、死ぬよ?
 一般道でも白プリよりは銀プリ、黒プリの方が問題行動が多い印象。


番外 こだわりナンバープレート 危険倍率 9.99倍

 見かける数は少ないけれど、確実に問題行動を起こす人たち。
 8183、みたいな個人のこだわり番号ではなく、777とか666とか、そういう感じの、誰から見てもこだわりとわかるナンバーを付けた人たち。
 一度抜かれるとしつこく追ってきたり、わざとブロックする様な動きを見せたり、ジャンクションの分岐の最後の最後、もうほんとギリギリのところで入ってきたりとか。
 進撃の巨人で言うところの奇行種にあたる。
 一体、この人たちはなんなんだろうなー……。






 以上です。
 僕の、道路で身を守る偏見、お役に立てますと幸いです。

林道樫ノ木峠線、諸子沢峯線


写真はそのうち貼ります、たぶん、きっと、そのうち。