行きたいなあ、日本全国津々浦々

XSR700、セロー225WE、CX-3に乗ってます。2017年12月にV7 stoneを引退。整備とかツーリングとかドライブとか。

霧の渋峠


最近、自分のバイクツーリングの仕方に疑問を抱いている。
自分がしたいのは、本当にこんなツーリングなんだろうか。
バイクに長時間跨っているだけじゃないか。
楽しくないわけじゃない。
が、このバイクに乗っている時間がとびきり楽しいのかと問われると、そこまででもないのではないかという気がしている。
もちろん、働くのなんかよりは、太陽と地球の大きさの違いくらい何倍も楽しいのだが。

昔はよかった、と言いたいわけでは、たぶん無いと思う。
乗り始めたころは、友人と、仲間といっしょにツーリングに行っていた。
結構勝手気ままな奴らで、走るときはいつまでも走ってるし、気になる風景があれば100メートル置きでだってバイクを止めて写真を撮っていた。
ロングツーリングともなれば一日の活動時間が24時間を超えることもザラだった。

確かに彼らは気のいい奴らで、一緒にいて心地よく、楽しい奴らだった。
就職して乗る時間が無くなってしまったり、結婚を機に引退したりして、結局残ったのは僕だけだ。

当時を振り返ってみるに、僕は、あのグループの中で一番のルーキーで、その立場にがっつりと甘えていた。
いつもいつも、誰かが立ててくれたツーリングプランにくっついていくだけ。

そう、彼らはツーリングが楽しくなるように、ちゃんと努力してくれていたのだ。

なので、次のツーリングは、きちんとプランを練って、臨機応変に対応しつつ、バイクに乗ること以外でも楽しんでみようと、そう思った今回のツーリングでした
(長い前フリ終了)


唐突に思い立ち、渋峠へ紅葉を見に行こうと思った。


思い返してみなくても、ほぼほぼ行って、濃霧に苦しんで、帰ってきただけのツーリングだった。
次はもっと、リサーチしてプランを練って、余裕を持った行程で楽しんできたいと思う。