V7始めました。
愛車W650を手放して、代わりに私のもとへやってきたのは、moto guzzi V7 stone (2012)であった。
スペックなどはこちらを参照。
すでに前オーナーにより相当の改造が加えられているが、その割に走行距離が少ない(人のことを言える立場ではないが(前車W650は10年で45751km))。
そのカスタム内容について、総じて言えば、V7 SpecialあるいはV7 Racer風に仕立て上げられているといったところか。
見た目の印象だが、その車格はW650に比べると一周りから二周りも小さい。
実際、W650の際に使用していたバイクカバーをそのまま流用しているのであるが、ものすごく「殿中でござる」になっている。
しかしいざ乗ってみると、その小ぶりな身体からは信じられないほどのパワーを秘めていることがすぐにわかる。
……まあ、650CCをちょい下回る前車から乗り換えたのだから、750CC弱というのはパワーアップしていて当然といえば当然なのだが。
ともあれ、そのちっこい見てくれとは裏腹の暴れぶりである。
その最大の要因は排気量のアップよりもむしろ、最大トルクを発揮するのが2000rpm前後というところにあるのだろう。
カーブなどでうかつにアクセルを開けると、とたんに外側へ振り回されることになるので、スロットル操作は慎重に扱う必要がある。
自身は詳しくないし、割といろんなところで言及されているので細かくは書かないが、とにもかくにもひらりひらりと舞うように曲がることのできる、とても気持ちの良いマシンである。
(ただ、ハンドルの切れ角自体は小さいので、気を付けないとすぐに曲がり切れないなんて事態に直面することになる)
W650同様、末永い付き合いとなることを望む。
色んな所へ連れまわしてやるから、覚悟しとけよ!
さよならW650
それは2月の半ばのことであった。
W650の車検10年目を迎えるにあたって、色々考えた末、まだちゃんと身体が動くうちに、ほかのバイクも乗ってみようと、乗り換えることにした。
手放した時の総走行距離は45751kmであった。
なかなか記事が書けなくて、結局乗り換えから3か月も経ってしまった。
別に何か言い訳がしたいわけではないのに、書けば書くほど、余計な言葉がポロポロとこぼれてしまって、うまくまとめることができなかったのだ。
まあ、普段からうまくまとまった記事が書けているわけではないのだけれど。
やはり、あまり乗ってあげられなかったという想いがあるのではないかと思う。
新社会人デビューとほぼ同時に購入した、歴代4台目にして最長乗車期間となったW650。
一緒にいろんなところへ行った。
北海道も四国も九州でもキャンプツーリングした。
もっといっぱい乗ってあげればよかった。
便利で、丈夫で、燃費が良くて、乗っていて疲れない。
もちろん悪い点も色々あったけれども、総じて良い子だった。
次のオーナーにも可愛がられて、末永く共に走ってくれたらと思う。