CX-3短観
最近検索数が上昇しているが、あまり見やすい、読みやすい記事となっていないため、改稿する。
なお、内容についてはあくまでオーナーとしての私見であるため、本記事は何事をも保障するものではないことをご留意願う。
編集日時:2017/01/08
元記事:2015/04/19
CX-3の1ヶ月点検を前に、オーナーとしての感想をば。
購入して実際に乗って動かしてみて、「良かった!」と思った点
基本的に走りもいいし車内も快適。
良かったポイントを列挙してみる。
燃費が良い
予想以上に燃費がいい。
もちろんスペックからそれを期待して買ったのだけれども。
調子に乗って高速道路を使って400kmばかり遠乗りしたところ、燃費はインジケーター上で19.7km/L。
実際に満タン法で計測してもほぼ同様の燃費となった。
途中それなりにスピードを出した割には思いのほか良い結果で嬉しい。
■追記
関東近圏の(日本の?)高速道路はわりと起伏に富んでいるため、一律に高速時の燃費を語るのは難しい。
その後、幾度かの遠乗りを行なった結果、後述するクルーズコントロール機能を用いて100km/hで走ると、インジケーター上の燃費では19km/L前後だが、満タン法で計測すると17km/L前後となった。
一般道の場合、渋滞しておらず、郊外を60km/L前後で走るのが一番燃費が良いように思う。
その場合、インジケーター上の燃費で24km/L前後であった。
加速が良い
良いと言ってももちろんバイクほどではないのだけれど。
前車がスカイアクティブ前最終モデルのデミオsport(5MT)だったのだけれども、それと比べると随分と良い。
どのギアでも2000rpm前後がギアチェンジの目安となる。
高速道路でない限り、6速を使うことはまずない。
平坦な道の場合、75km/h前後で6速にチェンジすることになるが、そこからでも普通に加速する。
ただやっぱり、低速域から中速域に移行するには時間が掛かるかな。
■追記
しばらく乗ってみてわかったが、やはりスタートダッシュという意味での加速においては、AT車、ガソリン車には大分及ばないと思う。
ディーゼルかつMT車であるので、多分に運転手の腕が問われることになると思うが、気合い入れてベタ踏みに近い踏み込みをしないと、動き始めの周囲の流れに乗ることは困難であると思われる。
毎度、信号青での発進については後続車に申し訳なく思いつつも、無理して加速してもいいことはないのでモタモタと走り出している。
3速以降であれば、アクセルの踏み込みに対してきっちり反応して加速してくれるので、走り出した後の加速に関しては概ね満足している。
結構な収納能力がある
よくCX-5と比べられているけれど、個人的には十分な容量があると思っている。
ラゲッジルームの床下収納にキャンプ道具一式が収まった時は感動さえした。
キャンプ道具として以下の物を収納している。
- 銀マット
- エアーマット
- 寝袋
- テント(一人用)
- LEDランプ
他にも十字レンチとかコーティング剤とかも一緒に収まって、それでも床上は綺麗な空きスペース。
もう車中泊の準備ばっちり。
■追記
確かに床下に関しては広いと言える。
が、床上のラゲッジルームが広いかというと、そうとは言い切れないと思う。
ゴルフをやらないので完全に目分量なのだが、後部座席を倒さない状態なら、たぶんゴルフバッグ1つ収めると、スポーツバッグは小型のものでない限り、後部座席に置いておこうかな、と思うのではなかろうか。
車中泊についてもここで言及しておこう。
数回の車中泊で気付いたことなのだが、やはりそこそこに工夫をしない限り、車内で寝るのはちょっと窮屈だと思う。
もちろん、180度にならないリクライニングで足を車体底部に付けて寝るよりはマシだと思うが、快適とは言い難い。
寝るだけなら、助手席を一番前にずらして、倒した後部座席との間を埋めてやれば、なんとか足を伸ばした状態で眠れる(僕の身長は170cm弱)。
しかし、そういう車中泊の状態で車内で着替えようと思ったら、まず天井に頭がつっかえる。
座った状態で着替えるのは困難だ。
横向きに寝転がって着替えるか、諦めて外で全裸になるかしかない(違
操舵・走行性能がいい
実はCX-3が今まで買った車の中で一番高価なので他車との比較はあまりできない。
しかし、ハンドルの重さ、操作に対する追従性、足回りの硬さ、カーブでのロールなど、大きな車とは思えない俊敏な、それでいて安定した操作感、乗り心地である。
正直トヨタのビッチ、じゃなかったVitsなんかのふわふわした頼りない足回りとは一線を隔している。
30km/h〜100km/hの範囲でならオートクルーズも可能。
高速道路で試してみたが、なかなかに良いものでした。
まあ、右足のやり場にちょっと困るんですけどね。
狭いとかじゃなく、手持ち無沙汰的な。
ライト意外とすごいよ
ハンドルの切り具合に合わせてフロントライトの配光を進行方向に合わせてくれるAFS(アダプティブ・フロントライティング・システム)がすごい。
暗闇+霧の中で試す機会があったんだけど、カーブの先を照らしてくれてすごい安心できた。
今までの車であったみたいな、カーブの先の暗闇からいきなり鹿さんこんばんは、ってことは無くなりそう。
心地よい車内空間
身長170cm弱の私の場合、どの席に座っても快適である。
シートは浅すぎず深すぎず、柔らかすぎず固すぎず。
運転席と助手席にはシートヒーターまで付いている。
目新しい電子装備やUI、デザイン
前車デミオに比べると、装備の充実やインパネの情報量なんかは比べるべくもないほどに豪華。
ハンドルにもたくさんボタンが付いている。
ギアのシフトタイミングが来るとお知らせしてくれるし、例の運転席前の透明板、アクティブ・ドライビング・ディスプレイも面白い。
実際に乗って動かしてみたけど、イマイチだなーと思っている点
一応、イマイチだなーと思っている点もある。
まあ、なんにも不満がない車は、それはそれで面白くないと思うのだが。
分厚い
スペック見ればわかる通り、デミオと比較して、外観の大きさと室内空間の広さが釣り合ってない。
室内が狭いのではなく、装甲が分厚い。
今のところ、フロントガラス越しに見えるワイパーの、ここのこの位置の延長線上に左側の白線が見える時、車体は左側の白線をぎりぎり踏まない位置にある、みたいな車両感覚のつかみ方しかできていない。
低速ギアがトルクフル過ぎる
交差点をクラッチつないだまま曲がるのはちょっと危険。
想像以上の旋回速度で回ってしまう。
ブレーキ併用の2速半クラがオススメ。
後方視界が狭い
ルームミラーを幅広のものにしても大して見え方が変わらない。
ちょっと狭い。
代わりと言ってはなんだが、サイドミラーは大きい。
マツコネが微妙
せっかく操作用のダイヤルが付いているのだが、いまいち画面の見た目とダイヤル操作が合ってないように思える。
さらに、走行中とか、何かの原因があって操作できない対象にカーソルが当たっている時に、それが操作できないんだよ、という通知がない。
グレーアウトするとか、操作しようとしたらメッセージが表示されるとか、そういうのがないのである。
それから、ラジオにしろUSB、BTにしろ音楽ソースのオフの仕方がミュートっていうのも個人的には微妙だと思ってる。
マツコネ自体に関しては、LinuxベースのOSで、javascriptとかが動いているそうなので、意外といじれそう。
そのうちキーボード繋いだりUSBハブ、USBディスプレイ繋いだりデバッグモードに突入したりなど、いろいろ試してみたいと思っている。
イマイチポイントに関しては、もはや贔屓目、痘痕もえくぼでしか見えないので、あまり参考にならないかも……。
もし迷っている人にアドバイスするとしたら
ボディカラーは他車種でも良いので、実車で確認することをオススメする。
カタログとは見た時の印象がだいぶ違う。
ディーゼルエンジン特有の音が気になる、という人はぜひ試乗を。
車内はしっかり防音されていて例の音消し装置は一体何の音を消そうとしているんだろうかと思うくらい。
一応、発進時、低速低ギア時にちょっとだけ戦車的なブロロロロ、っていう音は聴ける。
基本的には
超オススメ。
みんな乗り換えようよ、ってオススメしたいくらい。
でも街中に同じ車に乗っている奴が増えると嫌だと思ってしまうジレンマ。
追記
アルミテープオカルトチューン、してみましたよ!
フィーリング以外で、実際に値で見れるものとしては、燃費が良くなりました。
高速道路での100km/hオートクルーズで、インジケーター上で平均21.4km/Lくらい。
上の記事にも書いたけど、低速ギアが非常に使いやすくなりました。
お試しアレ!